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九州国立博物館「北斎展」の感想と常設展の魅力・国宝

北斎展

九州国立博物館で開催された、「北斎展」に行ってきました。

前期と後期で、展示の入れ替えがおこなわれており、前期が「冨嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」、後期が「凱風快晴」の展示です。

どちらも見たかったのですが、富士山が描かれている「凱風快晴」を見てみたかったので、後期に行くことにしました。

この記事では、北斎展の感想と、ランチ情報、常設展について、まとめています。

九州国立博物館「北斎展」の混雑状況

北斎展
北斎展

今回は、平日の13時から行ったのですが、人気の「北斎展」だけあり、結構混雑していました。

最初に特別展の入り口に並んだ時は、5人くらいだったのですが、まず入ってすぐの展示に人が集まっており(期間限定の展示だったため)、そこから展示への列が続いていました。

美術館や博物館にあるあるですが、混雑していると、列に並んで進んでいくため、人の流れに合わせながら展示を見ていました。

やはり人気の展示である「凱風快晴」や「諸国瀧廻り」には、人が集まり、混雑しています。

しかし、今回のメイン作品である重要文化財「日新除魔図」は、全219枚と枚数が多いことから、そこまで混雑していませんでした。

冨嶽三十六景をゆっくり見たい場合は、夕方や閉館前の時間が、混雑が緩和されていました。

九州国立博物館「北斎展」の感想

全ての展示を見終えて、出口をでたのは、入場してから2時間が経過していました。

混雑していての時間なので、時間をずらせば、1時間から1時間半で、全ての展示を見ることができると思います。

今回は、特に印象に残った3作品の感想です。

  • 「冨嶽三十六景」の「凱風快晴」
  • 「諸国瀧廻り」の「木曽路ノ奥阿弥陀瀧」
  • 「日新除魔図」

    「冨嶽三十六景」の「凱風快晴」

    葛飾北斎の浮世絵を、教科書やメディアではなく、自分の目で見るのは初めてでした。

    まず、最初に飾ってあったのは、「冨嶽三十六景」の「凱風快晴」、遠くから見ると…

    あれ…思ったよりも、小さく感じる…

    本当にすみません、実は今まで北斎の浮世絵を見たことがなく、勝手にもっと大きな浮世絵をイメージしていました。

    実際のサイズは「約26cm×38cm」、A4よりも大きく、A3よりも小さいサイズです。

    「冨嶽三十六景」は、実物ではないものを、様々なところで見ていたため、大きな浮世絵だと勘違いをしていました。

    そして近くで見てみると、赤と青の色鮮やかな風景…美しい富士山です。

    澄んだ青空に浮かぶ白い雲、朝の日の光に染まる富士山、裾に広がる富士の樹海、コントラストが見事です。

    最初は小さく感じた浮世絵ですが、逆に細かい描写の中に、これほどの絵が描きこまれていることは、圧巻でした。

    やはり、一度は本物を見てみるべきだなと、実感した浮世絵でした。

    「諸国瀧廻り」の「木曽路ノ奥阿弥陀瀧」

    葛飾北斎が、生涯研究し続けたのが、「水の表現」だといわれています。

    今のように、ビデオを回したり、写真に収めたりすることができない時代に、水をどのように絵画に表現するのか…

    葛飾北斎の中で、一番有名な浮世絵が「神奈川沖浪裏」で、波の水しぶきをリアルに表現していますが、他にも「諸国瀧廻り」シリーズがあり、日本各地の瀧の名所をテーマに、8枚描かれた傑作です。

    今回、「諸国瀧廻り」の「木曽路ノ奥阿弥陀瀧」が展示されるとのことで、こちらも楽しみにしていました。

    実際に見てみると、こちらも凄い…滝の落ちるところが、丸くえぐられており、そこから滝の水がストレートに流れている

    なんといえばいいのだろう…まるでくす玉のような、丸い部分から滝が流れる、くす玉の部分にも水の流れがある、不思議な描写です。

    そして、見事なまでの藍色と黄土色、葛飾北斎の美しい藍色です。

    この後、ネットで「阿弥陀ヶ滝」を見たのですが、丸い部分は落ち口の秒妙な段の部分であるとわかりました。

    実物は、遊歩道で近くまで行くことができるので、一度足を運んで、本物の「阿弥陀ヶ滝」を見てみたいです。

    「日新除魔図」

    北斎展のメインである「日新除魔図」、ここは写真撮影OKの展示でした。

    どうやら厄除けとして作成された「日新除魔図」、日めくりカレンダーのように、絵を毎日書いたそうです。

    どの絵を日付が描かれておりますが、日によって絵があるものとないものがあり、いつ製作されたかなど謎が多いとのこと。

    今回一番気に入ったのは、こちらの3月3日の「日新除魔図」。

    日新除魔図
    日新除魔図 三月三日

    雛祭りの三月三日なので、めでたい描写なのかなと感じました。

    ちなみに、1日1枚ではなく、数日分まとめて描かれている絵もありました。

    「日新除魔図」219枚は九州国立博物館所蔵なので、今後も特別展示などで見ることができるかもしれません。

    九州国立博物館の常設展の魅力

    特別展を見終わった後に、九州国立博物館の常設展「文化交流展示室」にも足を運びました。

    常設展ものすごく広い!見ごたえたっぷり!

    最初、北斎展の後だったこともあり、ゆっくり見れればいいかな~と軽い気持ちで常設展に向かったのですが…

    区切られた展示ブースごとに、テーマと時代が分かれており、見ごたえのある常設展です。

    間違いなく、特別展よりも展示が多いため、常設展をゆっくり見るには、時間の確保が必要です。

    ゆっくり見るのであれば、2時間以上を目安にしておくことをおすすめします。

    いろいろな展示の中で、お気に入りになったのが、こちらの埴輪。

    埴輪
    埴輪

    他にも、たくさんの埴輪がいたり、仏像があるので、自分のお気に入りの作品を見つけるのも良いですよ。

    九州国立博物館の国宝4点

    また、九州国立博物館には、4つの国宝が収蔵されています。

    • 栄花物語(えいがものがたり)
    • 周茂叔愛蓮図(しゅうもしゅくあいれんず)
    • 太刀「銘来国光」(たち「めいらいくにみつ」)
    • 刀「無銘則房」(かたな「むめいのりふさ」)

    特別展で展示されることもありますが、時期によって、常設展で展示されていることもあります。

    いつも展示されているわけではないので、九州国立博物館のHPで確認してみると良いです。

    笠乃家でランチ

    以前は、九州国立博物館にレストランがあったのですが、現在(2022年時点)はレストランがないので、太宰府天満宮の参道でランチをとりました。

    梅が枝餅で有名な「笠乃家」のどんぶり専門店をチョイス。

    入口で梅が枝餅を焼いていて、その奥にカフェ・飲食店があります。

    今回は、親子丼と、梅が枝餅・お抹茶のセットをいただきました。

    笠乃家 親子丼
    笠乃家 親子丼

    とろーりとした卵と鶏肉の親子丼、とてもおいしかったです。

    親子丼だけでなく、玉子丼や木の葉丼、にゅう麺もあります。

    笠乃家 梅が枝餅
    笠乃家 梅が枝餅

    カフェメニューの、梅が枝餅と抹茶のセット、熱々で外がパリッとした美味しい梅が枝餅です。

    つぶあんの甘さと、抹茶がよく合います。

    他にも、コーヒーセット、ぜんざいもあるので、ランチだけでなくカフェにもおすすめです。

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