集中力を高めるためには、時間配分や環境も大切ですが、それと同じくらい大切なことがあります。
それが「姿勢」です。
パソコン作業や勉強をする時は、ほとんど椅子に座りますが、その時の姿勢によって、集中力が維持できるか、維持できないかが変わってきます。
集中力が続かない時は、姿勢が悪く、ウィルパワーを消費しています。
しっかりと集中できる姿勢をおこなえば、ウィルパワーを消費せずに、集中力を維持することができますよ。
今回は、集中力が続く姿勢や座り方について、ご紹介していきます。
目次
姿勢を正すと集中できる
机でパソコン作業や勉強をしていると、つい前かがみになってしまうことはありませんか。
私も、気がづくと猫背になっていて、腰が曲がり、パソコンや本との距離が近くなっています。
無意識のうちに猫背になっているのですが、腰が曲がることで、血液の循環がおちてしまうので、血流が悪くなり、脳への酸素の供給が少なくなってしまいます。
脳への酸素の供給が少なくなると、集中力が落ちてしまい、あくびが出たり、頭がボーっとして眠くなることもあります。
逆に、姿勢をよくして、腰を真っ直ぐに伸ばすと、血液の循環が良くなり、脳への酸素の供給もよくなります。
集中力を高めたい、集中力を維持したい時は、まずは腰を伸ばし姿勢をよくして、座ってみましょう。
集中できないNGな座り方
椅子に座る時、つい無意識におこなってしまう、集中できない座り方があります。
ポイント
- 猫背になる
- 片肘をついている
- 背もたれにもたれている
- 脚を組む
猫背になると、腰が曲がってしまうので、血流が悪くなります。
気が付かないうちに、パソコンや本との距離が近くなり、腰や背中が曲がるので、気がついたらすぐに姿勢を正しましょう。
また、机に片肘をついているのもNG、何か考えているときに片肘をつくことが多くなりますが、逆に集中しづらくなってしまいます。
背もたれにもたれすぎてしまうのもNGです。
背もたれにもたれすぎると、どんどんお尻が椅子の前に出てしまって、腰が伸びすぎてしまいます。
また、無意識に脚を組む人も多いですが、脚を組むと体のバランスが悪くなってしまうので、よくありません。
しかし、気が付かないうちに脚を組んでいるので、休憩をはさむときに、再度姿勢を正すように心がけています。
集中力が続く座り方のポイント
集中力を維持するためには、座るときの頭や足にも気をつける必要があります。
集中力が続く座り方のポイントがこちら。
ポイント
- 少し顎を引く
- 顔を前に出さない
- 両膝をつける
- 足の裏を床につける
- お尻と腰は直角に座る
少し顎を引く・顔を前に出さない
腰や背中が曲がらないように意識することも打大切ですが、顔を前に出さないようにすると、自然と腰も曲がりにくくなります。
顔を前に出さないようにして、少し顎を引くと、良い頭の位置になります。
しかし、パソコンのモニターの位置によっては、顔を前に出してしまうことがあります。
この場合は、目線とモニターの位置をあっていない可能性があるので、目線とモニターの位置を調整して、顔を前に出さないようにすると良いです。
モニターは、水平視線よりも少し下に設置して、モニターと顔の距離が40cm以上話すようにしましょう。
両膝をつける・足の裏を床につける
座る時は、脚を組まないようにするためにも、両膝をつけて座るようにしましょう。
また、足の裏全体が床につくように、椅子の高さを調整することも大切です。
もし椅子の高さが調整できない、調整しても足の裏が床につかない場合は、足台などを利用するのもおすすめです。
足がブラブラしてしまうので、簡易で雑誌を重ねて足台の代わりに使っていました。
お尻と腰を直角に座る
椅子に深く座って、お尻が背もたれにつくように座りましょう。
背もたれとお尻が離れている座り方を「坐骨座り」といって、猫背になりやすく、腰痛や肩こりの原因になります。
そして、背中を真っ直ぐに伸ばして、お尻と腰が90度直角になるようにすると、集中力を維持できる座り方になります。
もし、背もたれとお尻がつかない場合は、腰用のクッションを使うのもおすすめです。
座り続けると集中力が低下する
ここまで、集中力が続く座り方についてお話してきましたが、実は座り続けると集中力が低下していまします。
なので、座り続けるのではなく、休憩の時などに立ち上がるのがおすすめです。
研究結果では、15分以上座ると集中力が低下するので、できれば15分に一度立ち上がるのがおすすめです。
立ち上がって背伸びをしてもよいですし、飲み物を取りに行ってもよいです。
椅子から立ち上がると、脳に刺激が伝わって、より集中力を維持することができます。
毎回ではありませんが、休憩のときにスクワットをすると、太ももが動くので体も温かくなって良いですね。
集中力が続く姿勢と座り方【まとめ】
集中力を続けるためには、勉強や作業中の姿勢・座り方が大切です。
姿勢は無意識のうちに崩れてしまうので、休憩の時に姿勢や座り方を正すようにしましょう!
- 腰を真っ直ぐに伸ばす
- 顔を前にださない
- 足の裏全体を床につける
- お尻は背もたれにつける
- 時折立ち上がる