集中力が続く人は、長時間集中力を維持してすごいな~と思いませんか。
しかし、実は人間は集中力を続けることができないようになっているので、集中力が続く人も、長い時間集中力を維持しているわけではありません。
ではなぜ、集中力が続く人のようにみえるのでしょうか。
短時間集中した後に、少し休憩する、また短時間集中する、これを繰り返すことで集中力を維持することができます。
今回は、集中力を維持するための、具体的な方法をご紹介します。
目次
集中力を維持できる時間は30分
集中力が維持する時間は、どのくらいかご存知でしょうか。
年齢に関係なく、椅子に座って同じ姿勢で集中して作業をおこなう時間は「30分」程度といわれています。
集中力は長時間続けることができるように思ってしまいますが、その思い込みは間違いなのです。
実際に、自分が本当に集中できる時間を計測してみましたが、椅子に座ってパソコンなどで作業をおこなうと、30分程度で足を動かしたり、首を動かしたりすることが多いですね。
また、集中力は時間と同じで、無限にあるかのように思いますが、集中力も時間も限りがあり、消費するもの。
だからこそ、集中力を消費しすぎないためにも、時間を区切って作業することが大切になります。
集中力を維持するには「休憩」と「時間管理」
集中力を鍛えることで、集中力を維持する時間を伸ばすことはできますが、それよりも効率的な方法が、「休憩をはさむ」ことです。
集中する時間を短時間にすることで、
ポイント
- 疲れにくくなる
- 時間管理ができる
- 続きの作業へのモチベーションをあげる
ことができます。
疲れにくくなるのは、集中する時間が短くすることで、ウィルパワーを使いすぎないから。
また、集中する時間を30分と区切ることで、締切効果で作業も捗り、時間管理がしやすくなるメリットがあります。
締切効果は、時間を意識することで、選択肢を絞り、集中力が増える効果があります。
逆に、時間を区切らないと、時間が無限にあるように勘違いしてしまうので、あれもこれもと選択肢が増えてしまい、迷いが生じてウィルパワーを消費してしまいます。
もちろん、区切る時間は30分ではなく、20分や15分に区切っても良いです。
時間を区切ることは、締切効果だけでなく、「続きの作業をもう少しやりたい」というモチベーションアップにもつながります。
逆に、30分などの時間単位ではなく、区切りの良いところで終えてしまうと、「ここまで作業したからもういいか」となる可能性があります。
集中力を維持するためにも、区切りの良いところでおわるのではなく、もう少しやりたいと思うところでおわるようにしましょう。
どちらもタイマーをセットすることで、時間を意識して作業をおこなうことができ、以前より作業のスピードが上がっている気がします。
集中力を維持するために「環境」を作る
集中力を維持するためには、休憩の後にすばやく作業に戻る必要があります。
そのために必要なことが、集中力を維持するための「環境」です。
例えば、作業をおこなっているパソコンは開いたままにしておく、そうすることで、座るだけで次の作業を続けることができます。
もし勉強をしているのであれば、現在勉強しているページを開けたままにしておくこと。
同じように、ノートをつけているのであれば、ノートも開けたままにしておき、ペンもすぐそばに置いておくのが良いです。
大切なのは、「いつでも作業の続きができる環境」にしておくことです。
作業の続きができる環境にしておくことが、次の行動をおこないやすくなることに繋がります。
逆に、集中力を奪うようなものは、目に届く範囲や机の上におかない方が良いですね。
スマホを置いてしまうと、メールがきたときに気になってしまうので、作業をするときは引き出しの中に入れています。
集中力維持する為の効果的な休憩の取り方
集中力を維持するために、時間に区切りをつけて作業をおこないますが、次に大切なのが「休憩の取り方」です。
休憩を取るときに大切なのは、作業から意識をそらすこと。
休憩中も作業のことばかりを考えていると、ウィルパワーを消費してしまうので、逆に疲れてしまいますからね。
集中力を維持する為に、効果的な休憩方法がこちら。
- 短い睡眠をとる
- 体を動かす
- 瞑想する
- 目を温める
短い睡眠をとる
休憩中に短い睡眠をとるのは、ウィルパワーを回復させるのに効果的な方法です。
短い睡眠を取る場合は、布団やソファに横にならず、椅子に座って目を閉じる、または机に腕枕で寝るのがおすすめです。
睡眠時間は、15~20分程度の仮眠にすること、逆にそれ以上の睡眠を取ると深い眠りとなってしまい、集中力が落ちることもあります。
仮眠をする場合は、必ず20分以内にタイマーをセットして、寝るようにしましょう。
体を動かす
作業から離れて、少し体を動かすことは、脳に良い刺激となります。
体を動かすのであれば、腹筋やスクワットを短時間おこなうのも良いですし、腕をぐるぐる回すだけでも良いです。
また、休憩中に軽い散歩をするのもおすすめです。
瞑想する
目を閉じて、瞑想をおこなうことも、効果的な休憩です。
しかし、瞑想中に作業のことを考えてしまうと、逆にウィルパワーを消費してしまいます。
瞑想中は自分の呼吸にのみ、意識を集中させるようにしましょう。
目を温める
参考書を読む、パソコンのディスプレイを見ると、かなり目を酷使しています。
休憩中に、目を温めることで、目の周りの血流がよくなり、目の疲れをとることができます。
集中できないのは、目が疲れていることもあるので、目の疲れを感じたら、目のストレッチをおこなったり、温めるようにしましょう。
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休憩後に集中力を取り戻す方法
集中力を維持するために休憩は大切ですが、休憩すると別のことに意識が向いたりして、休憩後に集中力が取り戻せない時があります。
そこで、休憩後に集中力を取り戻す為に大切なのが「最初の5分間」です。
休憩後の最初の5分で、しっかりと集中することができれば、その後も集中力を維持することができます。
では、最初の5分をどう使うのかというと、「簡単な作業」をおこないます。
休憩後の5分間は、あまり考えなくても簡単にできるような作業をおこない、まずは作業を進めていきましょう。
勉強であれば、簡単な計算問題等、難しく考えなくて良い作業です。
逆に、最初の5分で難しい作業をおこないと、集中力が途切れるのが早くなってしまいます。
なので、まずは簡単な作業をおこない、流れを作って集中力を持続させていきましょう。
難しい作業をやろうとすると、躓くことも多く、躓くとイライラしてしまい、結果集中力が低下してしまうので。
集中力を維持する方法【まとめ】
集中力を維持するために大切なのは「休憩」「時間管理」「環境」です。
短時間の集中と休憩を繰り返しおこなって、集中力を維持していきましょう!
- 集中する時間を区切る
- 休憩をはさむ
- 集中力を維持する環境を作る