集中力をアップさせるためには、毎日の食事がとても重要です。
朝食や昼食に何を食べるかによって、その後の仕事や勉強に大きな影響が出てきます。
集中力の源であるウィルパワーは、選択や決断によって消費していきますが、そのエネルギーになるのが「食事」。
特に大切なのが「ブドウ糖」です。
しっかりと食事を取らないと、集中力を維持する為のエネルギーがなくなってしまうので、お腹が空いているときに集中できないのは当然のことなのです。
今回は、集中力をアップさせる為の食事の取り方、おすすめの食べ物や飲み物をご紹介します。
目次
集中力アップには「低GI食品」の食べ物
集中力を維持するために大切なのが、血糖値の上昇をゆっくりにすることです。
人間は必ず食事をすることで血糖値が上昇するのですが、食べるものによって血糖値の上昇スピードが変わってきます。
そして、上昇した血糖値は必ず下降するということ、上昇スピードが早いと下降スピードも早くなります。
血糖値が下降すると、集中力も低下していくので、集中力を維持するためには、血糖値の上昇をや下降をゆっくりにする必要があります。
ここで血糖値の上昇をゆっくりにするのが、「低GI食品」です。
低GI食品は、血糖値の上昇がゆっくりなのに対して、高GI食品は、血糖値の上昇が早いです。
主食の低GI食品と高GI食品の一覧がこちら。
低・高GI食品
- 低GI食品:そば、玄米、全粒粉パン、オールブラン
- 高GI食品:白米、パン、ラーメン、うどん
一覧を見るとわかるとおり、精白された主食は「高GI食品」となり、精白されていない主食が「低GI食品」となります。
集中力を低下させないためにも、主食は「低GI食品」のものを選ぶのがおすすめです。
眠くなるのも、血糖値が急激に上昇するからなので、集中力アップのためには低GI食品をとるようにしないと…(難しい…)
集中力アップできる間食の食べ物
朝食や昼食に低GI食品を食べたとしても、約3時間で血糖値は低下していきます。
血糖値が低下すると、集中力も低下してしまうので、昼食後3時間程度で間食を食べるのがおすすめです。
12時に昼食をとると、15時に間食をとるのが良いのですが、ここでケーキやお菓子などをとるのはNGです。
ケーキやお菓子は、高GI食品のため、血糖値が急激に上昇してしまうので、その後急激に下降してしまい、集中力を維持することができません。
そこで、おすすめの間食がこちら。
集中力をアップする間食一覧
- ピーナッツ
- カシューナッツ
- クルミ
- アーモンド
- ヨーグルト
- チーズ
どれもタンパク質を含む食品で、集中力や思考力を回復してくれる間食です。
ピーナッツやアーモンドなどは、5~10粒ほどの量が目安です。
ヨーグルトは100g程度、チーズは6Pチーズやベビーチーズなどg程度15~20gの量がおすすめです。
アーモンドやチーズを食べると、落ちていた集中力がまたアップする感じがしますね。
集中力アップする飲み物
集中力をアップさせたい、維持させたい時は、飲み物も大切です。
もし、砂糖たっぷりの甘い飲み物をのんでしまうと、血糖値が急激に上昇して下降するので、集中力が低下していまします。
そこで、集中力をアップさせる飲み物の一覧がこちら。
集中力アップの飲み物一覧
- 水
- コーヒー
- 緑茶
- 紅茶
- ハーブティー
水
集中力をアップさせるのに良い飲み物は、シンプルに「水」です。
夏になると、暑さからボーッとしていまうのも、体に水分が足りずに集中力が低下してしまうからです。
こまめに水分を取るだけで、集中力を維持することができるので、机の上にペットボトルなどを置いて、水分補給をおこないましょう。
水の量は、1~2時間に150mlから200ml程度がおすすめです。
机の上に水があると、気が散ることが多いので、休憩時に水を飲みにいくようにしていますね。
時々、少し刺激がほしいので、水ではなく炭酸水を飲むようにしています。
コーヒー
コーヒーには、カフェインがはいっているので、眠気などを感じる時や、集中したい時に飲むのがおすすめです。
カフェインは、効果を感じるまでに20分から30分ほどあるので、できれば眠くなる少し前に飲むのが良いですね。
ただし、コーヒーを飲みすぎてしまうと、カフェインの取りすぎとなってしまうので、1日2~3杯までにしましょう。
緑茶・紅茶
緑茶には、カテキンが含まれているので、脳の認知機能をアップさせてくれます。
また、緑茶や紅茶に含まれるテアニンには、集中力アップやリラックス効果もあるので、集中したいときにおすすめの飲み物です。
ハーブティー
カフェインレスの飲み物であれば、ハーブティーがおすすめです。
集中力をアップさせてくれるハーブのお茶を飲むことで、勉強や作業が捗ります。
おすすめは「ローズマリー」「ペパーミント」「ゴッコーラ」。
マテも良いですが、カフェインを含んでいるので、カフェインレスが良い人にはおすすめしません。
集中力アップに「エナジードリンク」はおすすめしない
集中力が落ちた時、少し眠い時は「エナジードリンク」を飲むことはありませんか。
カフェインやブドウ糖などがふくまれているので、飲むと眠気がさめて、集中できます。
しかし、エナジードリンクは飲みすぎてしまうと、逆にデメリットが多くなってしまうので、あまりおすすめしません。
エナジードリンクには、カフェインが多く含まれていることがから、脳に刺激が強すぎるのです。
また、砂糖もたっぷり含まれているので、飲み過ぎには注意が必要です。
もし、エナジードリンクを飲む場合は、125ml程度がおすすめです。
実は、どのエナジードリンクも100mlあたり10g以上の砂糖がが含まれているので、驚きです!
集中力アップする食べ物・飲み物【まとめ】
普段食べ物や飲み物に気をつけることで、集中力アップする、集中力を維持することができます。
集中力をアップさせる食べ物や飲み物は、体にも良いので、積極的にとるようにしたいですね。
- 集中力アップには低GI食品
- 間食にはナッツやチーズ
- 集中力維持に水分をとる
- カフェインの取りすぎに注意